G2R2014座談会 #1
「伊藤 vs L(仮名)、Y(仮名)」
というわけで初めての座談会となります
今回は名前伏せてくれって要望で名前出せないんですがBMS作者の某Lさん、某Yさんにご足労いただいて、G2R2014のBMSの感想をちまちまと聞きながら諸氏のBMS観みたいな事をネチネチと聞いてみたって感じの座談会です
まずは座談会の内容を覗いてみてください
- 伊藤
- HRはじめんぞー
- Y
- キーコーンカーンコーン
- 伊藤
- まぁ話すことなんですが
- L
- ごめんなさいうんこいってました
- 伊藤
- ざっくばらんというか…良い悪いの話もだし、ある音楽とある音楽の関連性みたいな話に持って行けて
読んだ人が更に他の曲掘りに行けるみたいになったらおもしれぇんでねぇですかねって感じです
まず意見としてBMS界隈がBMS界隈内だけで内部発酵しすぎてんじゃねぇか?って疑問があるので
なんか突破の糸口みたいなのができたらとか
- Y
- ふむ
- L
- 基本的には曲側を掘っていくアプローチですな
- 伊藤
- まぁ譜面の良し悪しの話にも行くと思うんですが
で、まずチーム名50音ソートで1/3って話だったんだけど…
それ以外だけどどうしてもこの話だけはしたいって曲があれば先にどんぞ
- Y
- non kidoチームまで頑張ってやってきました
- L
- AA(A)AAAでないチームまで頑張ってやってきました
- 伊藤
- 全部さらったけどアカンって言ってやめた曲もあります
- Y
- おお、いきなり辛口
- 伊藤
- いやー正直辛い曲やってもしゃあねぇんですよ
いきなりキックがどこで拾ったのかわかんねぇスポンスポン言う音だったりしたらやっぱ萎えるじゃねぇですか
悲しいけどそういう曲は2014年現在でもまだあるわけで…とりあえずローエンドどうしてるって話行きますか
- Y
- 低音部はかなりこだわりがあるつもりですが
- 伊藤
- BMS前の段階でちゃんとローしっかりしててもBMSってローすげぇ落ちるじゃないですか
- Y
- なりますね。自分の曲もそうなってしまった感が
- 伊藤
- それにやられてるんかなって曲が結構あるんですよ
GOODMENとかELECTRiCITYが結構落ちてる
- L
- NIKITAさんはそんな感じですね
- 伊藤
- 一応色々と比較してみたんだけど、ヘッドホンだと肝心なところが出てないみたいな曲と
もう完膚なきまでに落ちてるみたいな曲があって
その辺のリスニング環境もなんだけど…もっと根本的な話でローの出てる曲に触れてないって可能性もあるんですが
本家って出てるようで結構ロースッパリ切ってたりするじゃないですか
- L
- そうですねえ、振動で擬似的に体感させてるって言えるレベル
- 伊藤
- BMSやる以上DTMからは逃げられないからDTMとしては言い訳なんだけどそれだけ自分から聴きに行ける環境が減りつつあるのかなぁと
とりあえず色々実践して、今BMSにするときに3dBくらいマスター上げてから作業してるんだけどそれでもローエンド3dB位は持ちあげれる
- Y
- 音切ってBMSEに貼り付けて聴いたときの「君、mp3と違わない?」感は異常
- L
- 俺は逆にmp3を後付にするから「君、BMSと違わない?」感はわかる
- 伊藤
- あとこの話で超惜しいのが0-zero-のIXAなんだけど…
太鼓のローむっちゃ出てるのにキックスッカスカなんですよ
ここまで来ると概念としてローはこのくらいって感覚があるとしか思えない
- Y
- IXAの太鼓の音良いですね
- 伊藤
- 多分UK的な硬いキックを志向してる人いっぱい居てこの曲もそうなんだけど、曲も含めてあぁこの人聴いてないなっていうのが…
- L
- 今聴いてみましたけど確かにゲーマー視点だとキックってこういう音って感じになりそうですね
- 伊藤
- こういうあざとい曲でも屋台骨のキックベースがちゃんとしてれば結構頑張れると思うんですよ
もうこればかしはホンモノと比較して一旦がっかりしてもらうしかない
- L
- 逆に本物聴いてそっちのが魅力的と思ってくれるかどうかが怪しさありますけどねw
- 伊藤
- それはやっぱ怠慢ですよ、まずDTMやらないとならんから
最近の音ゲーハードコア的に音詰め込むとローの吹きに対応できないとか突き詰めると色々あるんだけど
前のBOFの話だけどwa.さんの幸せの在り方とかが…ストリングスの下と折り合わなそうみたいな感触
で、こういう話だし、「音ゲーハードコア」ってぶっちゃけどうです?
まぁセットで「音ゲーアートコア」の話もしちゃっていい話だと思うんだけど
- Y
- SPADAから一気に増えた気がしますね
約2分の間に色々な要素を詰め込むって意味では個人的に新しいジャンルとして大いに有りだなとは思います
- 伊藤
- 結構好印象だったのが
AncientSoulチームがなんだかんだで脱却してfreeformに戻してるというか
まぁ日本のハードコア界隈の系譜をたどればそういうことよねって話に
結構爆弾発言的で盛り上がり的に後に回そうと思ってた話なんだけど
ぶっちゃけ忙しいというか下品だと思うことねぇです?
単純に俺がオッサンで感性が鈍ったんだろって話かもしれんのだけど
- Y
- うーん下品というまではいかないけど、ただ難易度インフレに伴って曲そのものが高難度有りきで作られてるなぁとは最近思います
- 伊藤
- ピアノピロピロみたいなねぇ
俺としては多分そういう難易度じゃなくてそういう音楽が染み付いてるんかなぁって感じなんですが
ブワーってやってピロピロピロってやってなんかハーモニックマイナー入ったりドぎつい転調でぐねんぐねんにしたり
なんかそういうのが80年代メタル的な下品さとつながるなって
そういう人たちが何をリファレンスにしてるのかなぁって感じはするんですよ
- L
- そりゃもう既存の音ゲーになるんじゃないですかね
- 伊藤
- それはあるんだけど、今VOCALOIDみたいな曲もガンガンそっちに向かってるじゃないですか
リズムの土台としてロックかフロアミュージックかみたいな違いはあるんだけど
ハードコアの話だからLさん入りづらいんだけど、アートコアの方に行ったらLさんどうです?
多分共通の問題を抱えてると思うんです
- Y
- ハードコアは勢い、アートコアは雰囲気でグイグイいく感じ
- L
- それがアートコアのほうになるとそもそも既存のところとかする部分がほぼないのでまた悩みが違ってくる気がしますね
そちらは同ジャンル内の派閥争いに近いですけどこっちはもうゴア/サイケがエピックに乗っ取られた流れに近い
アートコアはもうBukem本人がオワコン扱いしてるので晴れて音ゲーアートコアの勝利になってしまわれたわけですがハードコア側はややこしそうですね…
- 伊藤
- freeformの拡大解釈でどんどん壊れてくみたいなところでとどまってるからねぇ
逆に今の音ゲーアートコアみたいなもののリファレンスってあるんですか?
- L
- うーんeraじゃないですかね
- 伊藤
- やっぱ音ゲー内に求めるしかないと
- L
- あとDEEP CLEAR EYESも少し噛むかな
- Y
- BMSだとfelysの影響は大きそう
- L
- そのfelysがeraに影響を受けてるイメージ
- 伊藤
- 斧さんこういうの手癖なんだと思うなぁ、K8107みたいなののほうが全然好きなんだけど
- L
- こうみると音ゲーアートコアはDNBでなくBIG BEATあたりの派生といえなくもない気がする
- 伊藤
- そういうbigbeatってなんかあったっけ?
- L
- いやTaQさんのブレイクビーツ系の土壌がそこなんじゃないかなって
- 伊藤
- TaQのルーツ的には元メタラーがbigbeatもDnBもやるってセンでさっきの下品って話からも一本につながるんだけど
とりあえずわかってきたのは、BEMANIの責任が想像以上に重くのしかかってる
- Y
- 功罪ってやつですかね…
- 伊藤
- いやそれでも愚痴ったら「ちゃんと色々聴いて組み合わせて考えれば分かるだろ?」って話なんだけど
現状好き好みの問題を加味したら単純にそれが出来ないっていうところは明示できた気がします
あんま明るい話でもないし他なんか話題探しますか
- Y
- とりあえず今回やった(聴いた)中でフェイバリットなBMS
- 伊藤
- とりあえずやっといてって言った曲でこれは題材になるみたいな話があれば
単純に好き嫌いならIllegal Breaks from the shadowが(M-Kaniチーム)
- Y
- 超渋い
- 伊藤
- 厳密に言うとあんま出来てねぇんだけど凄い手触りがいいなぁって思うんですよ
譜面じゃないんだけど
- L
- 今聴いてますがプレイして真価を発揮しそうな音が多くて面白いですね
- Y
- 聴けば聴くほど味が出てくる。リズム隊が洗練されてる
- 伊藤
- indie danceっていうかこういう今のアメリカインディーみたいな曲ってもうちょっとシンセが痛くないっていうか古臭いはずなんだけど
かまたりさんは環境も知ってるからあぁReasonだと辛いのかなぁ位になるんだけど
その辺同じくモンド的になんかやろうとしてたアナログ横丁もですな…全然アナログな感じがしないんですよ
もう完璧にリファレンスが悪い
- Y
- すこやかなのは認めざるを得ない
- 伊藤
- すんげぇハイファイで健やかではあるんだけど、こういうリファレンスがちゃんと寄り添えればもっといいものになったのになぁって曲はガシガシありますなぁ、青春とか
- Y
- 歌謡風FUNKOTですな
- 伊藤
- これに関してはもう全然違っててfunkotの原則から危うい
- Y
- INSOMNIAもfunkotから結構離れてる感ありますからね
- 伊藤
- このへんはやっぱ一回ちゃんとホンモノは手に入りづらいからとしてもJETBARONとかshisotexみたいなモノを聴いとくべきだと思うんですよね
- Y
- まあそういった本場のモノを聴いて自分なりの解釈をぶっこんでいくのがDTMの醍醐味でもありますからね
- 伊藤
- そうなんだけどいくらなんでも離れすぎだった
まぁ今の人達、日本のアンダーグラウンドフロアシーンに弱すぎる感ありますなぁ
Livechat MasterbationやってるQURELESSさんとかアンダーグラウンドのデジコアシーン的には実はヤバいみたいな人が来てるんだけど
数字はペンペン草みたいな
- Y
- 音ゲークラブイベントの方が集客は安定しそうな現実
- 伊藤
- 実は俺も知らんかったんで調べてみたらバリバリだったから驚いたんだけど
この辺はなんかもっと色々聴こうよって愚痴で済んでしまうところでもある…知らないものに対して弱気すぎるというか
前に軍ちゃんと話したんだけど軍ちゃんは自分の立場から見たんだろうけど「リスペクトが減った気がする」って
俺としては「そこまで言うか」なんだけど多様性が減ったって感じがします
- Y
- リスペクト…ふむ
BMSプレイヤーとしてはわりと古参だけど作成者としては新参な方だから歴史には詳しくないのぜ…
- 伊藤
- 昔を引き合いに出すといろいろ卑怯だから気をつけて言わないとならないんだけど
クラスタ時代のssampみたいな人たちが上に居た頃ってそれはそれで一定の傾向あったから今とさほど変わらない気がするんだけど
多様性の部分に関してはみんな本当に受け入れてくれたって感じがするのね
実際のところRe-RISEの雰囲気を持ち込みたいとかやりたいジャンルの絡みとかもあって
オリ行ったのに煮え湯のまされた人も居たわけなんだけど
その部分がなくなっちゃって軍ちゃんから見てリスペクトが減ったって言うのならそれは正しいなぁって
削除くんとかxiさんとか大人気なわけだしリスペクトは減ってないんだけど…
BMS黎明期の「これから作るもの」とそれを越えての「もうあるもの」に触れる差みたいなものはあるのかもしれん
- Y
- まあBMSを音楽として捉えるのかゲームとして捉えるのか芸術作品として捉えるのか…
- 伊藤
- あぁドライにゲームとして接してると
- Y
- 色んな側面があって深い
- 伊藤
- 話も偏ってきたしちょっと譜面の方どうなってるの的な話もしときますか
- Y
- 譜面了解です
- 伊藤
- とりあえず今の発狂中心の感覚についていけないから
Yさん最近の発狂ってどうです?ここは下駄預けないと俺何の話も出来ねぇ
- Y
- スポーツですね(違)
- 伊藤
- それはわかる
- Y
- 正直な話、私もここ半年以上新しく難易度表に入った発狂譜面はやってないけど、挑戦的な譜面は減ったなぁという印象が
- 伊藤
- そのへん詳しく聞いてみたい
見聞きしてる印象としては全体的に押しやすく量を増やす方にシフトしてるみたいな話は聞いたことがある
- Y
- 物量マシマシはわりと昔からそういう傾向はあるんですけどね
- 伊藤
- 打鍵感というか、演奏感的にはどんなもんです?
発狂にそれを求めたらしゃーない気はするんだけど
- Y
- スポーツですね(断言)
- L
- wwwwww
- 伊藤
- ないと(笑)
- Y
- 2分間に3000ノーツとかイジメデスヨォ…
- 伊藤
- いやね、やっぱ自分は詰め込めないんですよ特にオッサンだから
叩く音が前の音と位置ずれてたら気が狂いそうになる
なんでそんなあちこちに音散らしておいて気持ち悪くならないのみたいな感覚が
- Y
- 発狂BMSerはまずは自己の上達が第一なのでそこは仕方ないと思います
- 伊藤
- そこに尽きてしまうと「ハイ発狂の話終わり」感が
- Y
- 確かにw
- L
- 実際発狂ってあまり話すことないですからね…
- 伊藤
- なんか誰かがコントロールしなくてもなんとかなるって感じもしますなぁ
なる方向に進めば発狂はなんとかなるみたいな
- Y
- でもBMS作者自身が作る譜面って一番大事だと思いますよ
- 伊藤
- あ今いい事言った!
- Y
- 差分作者は少なからずオリジナルの譜面を参考にしてマシマシにするので、絶対に手を抜いたらいけない作業だと思います
てか自分が曲を作る以上に楽しんでる作業だったりする
- 伊藤
- みんなビート的にこういう風に感じてほしいっていうラインを重視して譜面作ってると信じてるから発狂だけみたいなBMS見ると「えぇー!?」と思うのよね
N4-H10-A12みたいな曲とかもあるじゃねぇですか、4もスッカスカのやつで
- Y
- 難易度表に入った差分がオリジナルの穴譜面よりプレイ人数が多いと少し寂しくなります
- 伊藤
- リリースしてもみんな穴しかやんねぇのよね…本意じゃねぇよその穴はみたいな気分になることは思いっきりあります
- Y
- 曲紹介欄にでっかく「ハイパーがメインです!!!」って書かないと
- 伊藤
- まぁつまんねぇ言いながら灰やられても嬉しくないし「じゃあ穴辞めるか」みたいな
- L
- それでもハイパーやらないんじゃないかなww
- 伊藤
- 発狂差分が出来ると
- Y
- 確かに十段皆伝レベルの人が☆8未満を進んでやる人は多くないですけどね><
やっぱりそこんとこはゲームなんですよね。自身が一番やりがいのあるものを選ぶ傾向にあるのは当然かもしれない
- 伊藤
- 実際クリア力弱い人とかはどういう気分で見るのかなぁって感じはするのよね
やっぱ自分でクリアできるレベルに一番思い入れあるだろうし
人によっては自分の作った譜面は放置されてるみたいな
但しクリアできるレベルに抑えたらスッカスカになってどうしようもなくなって結局ミラーバス始める人とかいるよな!(憤怒)
俺個人の意見としては、やっぱ高難易度がスポーツになってるからビートの部分ではやっぱ高難易度やってもしゃーねぇだろって態度なのよね
あるもんはあるから文句は言えなくなったってのはあるけど
そのへんで逆に灰でミラーバスで済ませたり1鍵キックがフラフラする曲はすごく怠慢に感じる
灰で日和ったら何もすることねぇだろと
この辺は曲作る時点である程度譜面にアタリつけとかないとダメだと思ってるんだけど
- Y
- まあ譜面が適当だったらたとえ☆10ぐらいの譜面でも「早く終わんねぇかな…」ってなりながら叩いてるときもあるからね…
- 伊藤
- AAAくれてやるからさっさと終われと(笑)
なんかそのへんは譜面作れない人はすごーく散漫よね、同じことを別なキーに移しただけみたいな譜面がやっぱある
- Y
- でも「じゃあ良い譜面とはなんぞや?」って聞かれると胸張って答える自信が無いという
- 伊藤
- そんなこんなでcontact from senseすげぇなって感じたのはあったんで
Lさん一家言ありそうなんでお願いします
- L
- 唐突に俺の出番がやってきた
- 伊藤
- いや今回の曲で一番コンパクトなのよ
- L
- うーん今回は曲が先にあったので、NEUROFUNK部分とTECHNOID部分の分離をどうするかというところでイメージしましたかねえ
- 伊藤
- まぁ今んところ音ゲーとビートみたいな話で一番強いのはLさんのシンパだからそこってなんか共通認識みたいなのあるんかなぁとか
なんかみんなてんでバラバラな気もするんだけど
- L
- 一応基本は所謂5鍵派の思想なんですねバスは1で音は基本音階どおりで、みたいな音楽理論ならぬ譜面理論
そこからどう崩して個性を魅せるかってのが完成品となる譜面の元じゃないかなあと思います。それはゲーム的だったりアート的だったりするけど。
- 伊藤
- あぁアート的
このあとmaruさんがなんであんなとんでもないことになってるのか聞こうと思ったけどなんか聞く前に解決した
- L
- maruさんは一応こっちのシンパではなかったりしますけど多分やしまさんの影響でかいんだろうなあ…
- 伊藤
- あぁ違ったのか…でもやしまさんもあんなブッ壊れてないですよね
- L
- やしまさんはウチでは曲偏重の傾向が大きいイメージあります
かっちりしたトラックありきみたいな
- 伊藤
- 今回のやしまさんもすごかったなぁ
- L
- Defective Amaranthかあ
- 伊藤
- あぁ3だけでいいんだみたいな感じもあって…高難易度欲しい人には超物足りないだろうけど
- L
- ああ、やしまさんはあれかな
曲偏重ってのもそうだけど結構言語や感情で訴えてくるアプローチを取られているので譜面にギミックがさほどなくても成り立つんでしょうね
今気付いた
- 伊藤
- あーなるほど
低難度で済ませるのは明快に技術だと
- L
- トータルバランスでそうなってるって感じですね、BMS全体のミキシングとして
- Y
- 低難度に限らず譜面1個で勝負してる人は大胆だなぁと
進捗ダメだったパターンも人もいるけど
- 伊藤
- 戦國でやった時に実は他の難易度がどう考えても作れなかったんだけど
spine先生に「BMS1個だけすげぇ割り切っててカッコよかった」とか言われたりするからまぁいろいろ
でもぶっちゃけ難易度複数作れるかって結構運ゲーのところもある気はしてます
- L
- あーわかる
- 伊藤
- DPに出来ないとかノマに出来ないみたいな…無理に作らないほうが幸せかもね
それも気をつけてていつも先にキー音なし譜面作ってたりするんだけど…まぁ今のところ大きな工事はしなくて済んでます
- L
- それはもう俺はそれ用に曲作り変えちゃいますね
曲変更の必要がないならそれだけどちらに振ってもバランスが取れる曲ってことなんでしょうね
経験柄DNB系はそういう余裕がないことが多いのでよっぽどほかの意図が無い限りはこちらも1曲1譜面/keyですね
- 伊藤
- まぁ譜面だけはいくら作ってもいつも悩みまくってるんで
せめて悩んでくれっていう
- Y
- ベストアンサーは心の中に…
- 伊藤
- むしろ悩んでない方の譜面に愚痴言い始めたらほんと止まらなそうなんだけど…マジで7バスがなぁ…
単純にアンケート的にやりたいんだけど7バスってアリです?
Colorsの前例ができちゃってるからかなりデリケートな話題なんだけど
- Y
- 個人的には拒絶しない
- L
- 表現によりますかねえハイからフィルターかかって降りてくるみたいなときは右のキーつかっちゃってもいいかも
- 伊藤
- そのストーリー性は大事だと思うんですよ
Colorsも当時異色だったのもあってそれなりにストーリーに収められた節はあるとおもうんだけど
でも困ってるのはわかるからハット当てても別にいいんですよねアレ
それはそれでつまんねぇかもしれんけど先ハット後キックとかやれば感触は重くなるから展開した気にはなる?
そういう工夫の余地でなんとかなるものならなんとかしてほしいよねぇ
- L
- ハットって現状たんなる打鍵としてはバスドラ7より劣るって考えなので、あの場だとちょっと解決手段が思いつかないっすね…
特にColorsの話だとちょっとハットの火力がないのであの形は致し方ないのかなあという持論で
- 伊藤
- まー大きな話は一段落したし今回の担当曲から細かい話があれば
- Y
- なにかあるかなー
- 伊藤
- 零ファイターのソフランがわかりやすかったんで小節線トリック流行るかなぁとか思ったんですよ
- Y
- 小節線トリック
- L
- 今回何作品かありましたね、AA(A)AAAのAzusaさんのとかBACOさんのユニオンコードもか
- 伊藤
- Brrrreeed Cicadididiの難波の方も
見せにも使えるしソフランの明示にも使えて結構万能かも、超めんどくせぇけど
ただBrrrreeedはそれ以外が…いやいいんだけどねそうやってやれって言うんなら呑むしかないからそりゃそうなんだけど…
- Y
- あれは前衛的すぎた
- 伊藤
- 曲嫌いじゃないからもったいないなぁって感じが
- Y
- Zwielichtquarz(Jungle footwork remix)のソフランすごいですよね。オッフオッフ…ってなる
- 伊藤
- アレさえなければ俺jukeのBMSはもっといろんなこと出来ると思ってるんだけど、ド縦連みたいな文化があって何とかなんねぇかと
あと怠慢でやってなかっただけかもしれないけどnightfallみたいなユルーい曲で結構いいのがあったから「まんざらじゃねぇな」って感じはしました
こういうことって今BMSじゃないと出来ないんかなぁとか
- Y
- nightfallみたいのは今の音ゲーじゃもうなかなか出せるシロモノじゃないですよね
- 伊藤
- あと水彩クジラとかよかったのよなー
BMS作者やっぱリバーブ使いすぎだろとか思うくらい空間うまくて
あとジャンル的にどうかと思ったけどFunny Funky Freakyが悪くなく
- Y
- うさぎのお姉さんにビンタされたい
- 伊藤
- 「ちちしりふともも」とかmommyさんそんなんばっかりやんか!
なんだかいつも揉めてるけど、やっぱ理論出来る人の曲独特の良さ
- Y
- 楽器できなくてもDTMはできるけどやっぱりできた方が楽しく作れるよね(一生懸命ピアノを練習しながら)
- 伊藤
- その辺いろいろで、ドラムンベースとか作ってる時とか理論知ってるのが邪魔で邪魔で…
そこでM9thとか考えなくていいだろみたいになることが結構あって
自分やってることがどのくらい理論知ってたほうがいいかみたいな見切りが要る
理論知らなくても素晴らしい曲書くDTMerは居るけど、全員知らなくていいって感じじゃなくて難しい
- Y
- 知りすぎると毒なのが理論
- 伊藤
- あと理論でぐねんぐねんにすると冒頭でも言ったけどクサくなる、疲れる曲になっちゃう
ぐねんぐねんにやってるようでもジャズとかプログレとかやらない時は全然やってないし
- Y
- そんでもって、結局「良いBMSとはなんぞや」と
- 伊藤
- あとそこそこメモに残ってるんだけど…リバーブ多いね、BMS
- Y
- 1つ1つのwavに残響音ある感じですか
- 伊藤
- 多少はあるべきなんだけど、全部の音にリバーブが聞こえる的な
別にディレイで済ませていいんじゃないかみたいな時もあるし
この辺リスニング環境が怪しい人も結構いるんだろうなぁって感じ
象徴的なのはアクジ君かなぁ
ハードコアで使うリバーブって空間のためにやらないみたいな独特の使い方あるんだけど
今確認したけどキックにおもいっきりかけてるねぇ
いらんて!
- Y
- キックというか曲全体にブワッとやってる感じですね。箱の中をイメージしてるような
- 伊藤
- 多分奥に送りたいんだと思うんだけど、そういうのってディレイの仕事なんだよねぇ
- Y
- ネタ曲の話をしましょう。夕暮れのカフェテラス
前衛的の中の前衛的
- 伊藤
- いやアレ、どーすりゃええのって感じが
なんかextratoneに関してはこれ以上触っちゃいけないって感じが
- Y
- 個人的にBGAの左上のN○Kのロゴがじわじわ来た
- 伊藤
- でも多分、これ作った人マジだと思いますよ
- Y
- 時間はけっこうかけてそう
- 伊藤
- 奇ジャンルって言うと失礼なんだけど…考えものだなぁみたいな感じはします
- L
- あれイレギュラーハイブレイク2個にはさまれて真ん中にエクストラトーンってリーダーしてるのギャグだと思う
- Y
- イレギュラーハイブレイクってジャンルもかなり奇ジャンルですよね
奇ジャンルってか創作なのかなぁ
- 伊藤
- 奇ジャンルっていうか「ぼくがかんがえた(略
しかもやり始めたのtatshだろ感
BEMANIがジャンルでっち上げるからややこしいことになるんだよ!
- Y
- MENDESだからYOSHI○AKAじゃなかったっけ
- 伊藤
- そっちだっけ?
ともあれ、声を大にして
「ねぇよ!」
と言っておきたい
- Y
- でもYは面白かった(小並感)
BGAがイレギュラーなのは認める
- 伊藤
- 俺はそんなとこだけど他になんかあります?
あとはメモ見ても「Channnel X」て書いてあるだけとか「ヤバい!」って書いてあるだけで
- Y
- 個別の話じゃないですけど、全体的に曲のレベルはやっぱり上がってるなーと思います
- 伊藤
- レベルが上ってるって感じというか、据え置きのままのジャンルとうまい人多くなってきたってジャンルは分かれてる感じがします
流行ってるモノ以外の方が伸びてきたなぁみたいな…BMS内部に文化がないところから頑張ってきてる
もうちょっとハードミニマルとかHipHopとかですごい人が来てくれるとうれしいんだけど
あと多分Lさんが今めっちゃやってると思うんだけどDnB畑としてなんかコレっていうのあります?
- L
- DNB畑として今上がってないものとしたらLapsaさんのFoxtailですね
個人的には音ゲーナイズしたいのかクラブ仕様にしたいのかがどちらも突き抜けきれてなくて勿体ない感ありますが、BGAや譜面を含めたBMS全体のミキシングがうまいですね
- 伊藤
- その辺どっち行っていいかわからない感じ、やっぱハードコアとアートコアに集中してますねぇ
- L
- どっちというよりはなんかお互いがぶつかってる感じはしますね
クオリティが高いのに流行とエゴの妥協点をめざして失敗する形
なかなか貴重なケースだと思ってます(disじゃないよ!)
それに対してzioさんの二進法の天使はフォーマットを除いたら割と音ゲーナイズな音してますね
音ゲーナイズというかBMSナイズといったほうが正しいか
- 伊藤
- あーそれはわかりやすい
その辺やっぱ何がリファレンスかって話が始まると思うんですよ
こう、BMSに限らずDTMって行為が
クラスタリングの中で許容されすぎてて悪い方に発散してる気がするんですよ
自分のやってることに質はともかく受け入れてくれるクラスタが存在してて、もっと手法がいろいろあるけど止まろうと思えばいくらでも止まってしまえる
その辺ブレイクスルーして色んな所から手法を組み合わせる技術が確立すれば
今音楽的にちょっと難しいラインに居ても押しきれるパワーが出来るんでねぇかって思ってるんですけど
あんま音ゲー的な曲に対していい印象持ってなかったんだけどまんざらでもねぇよって意見が結構あったんでそういうもんかーとか思ってたりします
- Y
- うーむ
BMS作ってる人って結構動機に違いがあると思うので
- 伊藤
- そういう発展の合間みたいな曲でAgitoみたいな?
- Y
- そういう意味ではAgitoは色々考えさせられますね
- 伊藤
- 何とは説明つかないしいいのかなぁって疑問もあるんだけど、あぁこんな感じから参考にしてるんだなってパワーはすごく感じます
ただこういうことをするのに凄い理論も練りこんでて、手法とかバランスとかも凄い練られてるから
コレに関してはそんなムチャクチャにいい気がしてないんだけど凄いと認めざるをえない
その辺やっぱリファレンスに戻るんだけど、「何聴いたらこんなこと思いつくの?」って言うのはやっぱ聞いてみたいなぁって思うんです
- Y
- こんなん絶対真似できひん…って思わせる作者は確かに凄い
- 伊藤
- やっぱ音楽作る基本は聴くことからだよなぁ
- Y
- インプットはいくらやってもし過ぎることはないからなぁ
- L
- まあせっかくのBMSなんだしちょっといいなあって思った作品があったらそこからいろいろ掘り下げて聴いてみてほしいですね!ほらジャンル欄まであるし!
- 伊藤
- 聴く方の楽しみとしてはマニアックだからあんま気が乗らないかもしれないけど、今聴こうと思えばyoutubeでクソほど聴ける時代だからなぁ
そういう遊びはいろんな人にして欲しいですね…そういう話インプレでもって来られたら俺すげぇ頑張っちゃいたくなるもん
- L
- 同じく我々日本ドラムンベース協会としても是非そういう遊びをしてもらいたい
そしてその人の新しいリファレンスを教えて欲しいと思いますね
- 伊藤
- まぁ今回のおおまかな結論としては「もっと聴こう」と
- Y
- 気になった(気に入った)ジャンルがあったらニコ動の作業用BGMでもいいから聴こう
- 伊藤
- そんな感じですね
ご意見感想その他不満などは掲示板の方にスレッドを立てましたのでご利用ください
Back to home